タンポポ蜜

タンポポの花びらで「タンポポ蜜」をつくりました。

タンポポ蜜

庭のあちこちでタンポポが満開です。

水仙の間から

天気のよい朝、花を集めて、

花びらだけとって
洗って水気をとって
レモンを加えてことこと煮詰めます


天気のよい朝、花を集めて、鍋でことこと、砂糖と一緒に煮込むと鮮やかな黄色のタンポポ蜜ができます。
発色を良くするためレモンを加えたのでタンポポの香りはほんのり。

かりっとトーストしたアスクパン(レーズンとくるみのブレッド)にクリームチーズをのせて、タンポポ蜜をひとさじ。

アスクパンと一緒にいただくタンポポ蜜は、ことさら春の元気が満ち満ちています。

目にも美味しいおやつでした。

「学校のまわりでさがせる植物図鑑」↑オススメです。

蘇(そ)

蘇(そ)をつくりました。

そう、ちょっと前にネットで話題になってたやつです。

古代の日本(飛鳥~平安時代)で作られていた乳製品で、乳汁を乾燥させ長期保管に耐える加熱濃縮系列の乳加工食品。文献には見えるが製法が失われた「幻の食品」となっている。(Wiki)

おお、普段牛乳は飲まないのですが、これは食べてみたい!

作り方といっても熱しながらただかき混ぜるだけなので、本を読みながらぐるぐる。

本1冊目は「白」原研哉

↑白(色)という「感じ方」に対する様々な角度からの考察がめちゃ面白いです。本そのものも美しくて側に置いておきたくなります。

使用した牛乳はこちら「耶馬渓牛乳」。

まず最初にガスコンロで沸騰するまで熱して、その後は電熱コンロで熱しました。
すぐに焦げてしまうので常に「弱」で使用。

このあたり、色でいうところの「乳白(ニュウハク)」ですね。

さらにぐるぐる。少しずつ色が黄味を帯びてきます。
部屋中ミルクキャラメルのような甘い香りが充満します。

このあたりでおおよそ3時間。本は間にマンガ(「ミステリと言う勿れ」)を挟みつつ5冊目。

これ、良いわー。
半ば強制的に座ってないといけないのでまとまった読書にも良いです!

そうこうしていると、段々とペースト状になってきました。カスタードクリームみたい。
こっからは焦げつきやすいので目が離せません。

ここがキモと見た!ちょっとドキドキする!

これ以上熱すると焦げるな、ていう、ギリギリのところで加熱をストーップ!!

パットにオーブンシートを敷いて、粗熱をとって冷蔵庫にIN!

できあがりー。

肝心の味は、、うん、ウマーい!好みの味。

ほんのり甘みがあって、サクサク感ともっちりとしたチーズのような、クリームのような。かむほどに味わいが広がります。これは「滋味」ですねー。
ちなみに「醍醐味(だいごみ)」とはこの蘇の味のことを指すのだとか。

【後日談】

このウマさと滋味はぜひ友人にも味わってもらいたい。と、もう一度トライしたのですが、その時は先に使用した牛乳が売り切れていて、別の牛乳で代用。

しかし、なんか違う。
まず、熱した際のあの甘い香りがない。

んん?なんか変だなー。と思いつつも、2時間ほど煮詰めたところで味見してみると「マ、マズい。。」


賞味期限が切れているわけでもなく。

考えるに、牛乳って牛のお乳な訳で、それは肥育された環境や食した飼料に大きく左右されるワケで。。


しかし、これほどまでに差があるとは。

いろんな牛乳で試してみることにします。

寸法あれこれ

前回のモデュロールに関連して。

外出もしづらい昨今、寸法で遊んでみるのはいかがでしょう?

めいっぱいに手のひらを広げて一番遠い「親指の先から薬指の端」まで何cm?
一歩を踏み出したときの、「かかとからつま先」まで何cm?
親指の幅は?…etc

デザインを生業にしてめっちゃ役に立っている「特殊技能(?)」の一つに「目視寸法」があります。

モノのサイズ(寸法)をおおよそ目視であてられる、という、日常生活ではあまり出番のないもの。

子供の頃からなにかと寸法には馴染みが深く、仲の良かった友だちと、あのブランコまで何メートルとかよく勝負していました。
内装設計&デザインの職に就いてからも、休憩時間に(缶コーヒーを賭けて)大工さんと目視で寸法あてをやっていました。
「あの柱の高さは何M?」「あのショーウィンドウの文字幅は何cm?」。

以来、設計段階で寸法が重要になる場面は数知れず。

商業施設の中、きれいに商品が陳列されている棚の幅や手の届かない位置にある柱の上の装飾など、日中に目視で寸法を仮決めし、閉店後に実測する事を繰り返したおかげもあって、さらにほぼ誤差なく目視で図面化できるようになりました。

身近な細かい寸法は実際に自分のモデュロール(身体の寸法)で測ります。


親指の端から薬指の先まで23cm。一歩(右かかとから左つま先)は83cm。

最近はさらにもう一歩進んで、鍋に残った食材がどのタッパーにきっちり収まるか、がわかります(3D!)


この特殊能力を生かして、我が家では残った食材を冷蔵庫に保管する係です(苦笑)