プジョーのコーヒー・ミル

縁あって新たにウチに仲間入りしたコーヒー・ミル。
1940〜1950年代製のもの。

車産業に参入する50年ほど前、もともとフランス東部スイス近郊で水車動力の粉挽業を営んでいたプジョー兄弟が、その水車動力を活かし、金属加工を請け負い、1810年にコーヒーミルを販売したのが始まりだそうです。

実はこのコーヒーミル、Facebookでフォローさせていただいている「愛農が丘日記」で見て以来、その美しさに惚れ惚れ。

いつか欲しいなあと思っていたもの。

ぱっと見きれいだけど、豆を入れるポット部分は経年の汚れが見られます。
コーヒー豆の油分がタール状になっていて、ちょっと拭いたくらいではとれない。

「そんだけ愛されとったんやなあ。」

これからも長くつきあっていきたいので、オーバーホールする事にしました。

主要部分をバラして

一つ一つ重曹で磨きます。

ミル部分はエッジも立っていて、しっかりしています。さすがプジョー。

磨いたパーツは最後にアルコールで拭いて、組立てます。

うん。きれいになった。

アームの「プジョー兄弟 Peugeot Freres」のロゴが素敵。

森美カフェで、お時間のある方は、自分好みのブレンドで挽いてもらうのも良いかも。
ブラジルを16粒とグアテマラを5粒に、、今日はジャマイカを2粒、とか(笑

きれいになって、回転もスムーズ

浮世絵 その2

さかやき。数年前、一時期、髪型を「ちょんまげ」にした友人がいた。
肩まで髪を伸ばして、さかやきをつくって。

本人の様相もあるけど、それほど違和感なかったなあ。

この青色が本当に素敵。

が、

「浮世絵は青色が最も褪色し易い。しかも「すごく」褪色するよ。」by娘=日本画専攻

「日光(紫外線)にあてるのはもってのほか。LEDもねー、、」

っていつ見るんや!(泣

・・「ろうそくの灯り」もしくは「月夜の下」で見ることにします。

笑顔と浮世絵 その1

長期バカンスをとってフィリピンで英語習得しよう。

と、本気で考える今日この頃ですが、同じくらい習得したい「変体かな」。

なぜならこの絵。


お近づきになりたい(もっと知りたい)です。

少し前のこと。

この絵を見た瞬間に稲妻が脳天に直撃して、見せてくれた骨董師匠に無理をいって、譲っていただいた浮世絵。

シリーズです。

森美専属キュレーターの私の見立てでは、あの巨匠の作!(笑