古民家あるある その1

不定期シリーズ「古民家あるある」です。

今回の「古民家あるある」はエアコン。

付帯(ふたい)設備=あらかじめ設置されている。

に過度な(?)期待は禁物です。

現在の我が家は空家バンクで見つけました。
離れた場所から移住を考えた際、

1.不動産屋に依頼する
2.自分で探す(ネット含む)

1.の場合だと安心して物件を探すことができる代わりに、無難なところばかりになりがち(当たり前=難が有っては困る)

ちょっと変わっているけど面白い物件や、不動産情報に出てこないような物件はやはり2.。

口コミや人づて、そして空家バンクが選択肢になります。誰も知り合いがいなかった私たちの選択肢は「空家バンク」。

空家バンクの場合も事前に調べるといっても、7年前の当時は、簡単な間取りに付帯設備、あとは数枚の写真くらいしか情報がありませんでした。

少ない情報を穴があくほどチェックします。

今回の場合、いくつかある付帯設備のところに「エアコン」とあります。
おお、エアコンがあるんやー。今年の夏も暑そうやし良かったねー。

と、街中の賃貸アパートやマンションに入居する感覚で、特に気にも留めず。

あれこれ事務手続きも終わり、さあ入居が決まって、ようやくそのエアコンに目がとまりました(遅

「うん。確かに家に付帯してるねー。」
「昭和のデザインもめっちゃ好みやー。」

ですが。

ぴくりとも動きません。

あと、ダクトパイプのところ、がっつりスキマが空いてます。
数日後この穴から家の中にスズメが入ってきて大騒ぎになりました。

古民家の「付帯(ふたい)設備」に過度の(?)期待は禁物です。

蔵の改装日記 その3

蔵横の出っぱった小屋の屋根をどうするか。

悩んだ結果、最終的には屋根を落とす(解体する)ことにしました。

悩んでいたのは本体の蔵に、どの程度部材が食い込んでいるかわからなかった為。

構造に影響のある柱や梁が小屋に繋がっていたら嫌だな、と。
しかし、こればっかりは剥がしてみないとわかりません。

もうひとつ、残したかった理由として、

小屋部分にはちいさなサッシ窓がついていました。

これを木枠の窓に変えて、ここからコーヒーのテイクアウトとかできたら素敵だろうなあと。

ただ、現状かなり傾いているのと、かつては屋根瓦の接着剤の役目を担っていたであろう「粘土」もカラカラに乾燥していて、今にも滑り落ちそう。


この先ここを人が往来するにあたって、万が一にも危険なのは避けたい。

うん。やっぱり安全第一。解体しよう。

さて、母屋のほうも蔵に負けず、ツッコミどころ満載です。

まずはキッチン。ん?普通じゃないかって?いやいや、右上をご覧ください。

穴が空いとる(!)

床はところどころ板が腐っていて、何度か踏み抜きそうになりました。

シンクを外してみると、外との外壁は錆びたトタン一枚です。

おいおい。

まだまだ先は長そうです。