お米のラベルデザイン。
「ちりめん」をすき込んだミネラルたっぷりの田んぼで採れる減農薬米のお米。
杵築の海から昇る朝日と梅干し(日の丸弁当)がイメージです。
太陽を意識したモチーフ(丸や赤丸)を使用することが多いです。
入院中の患者さんは毎朝朝日に手を合わせる人がとても多いのだそうです。
3種類の袋に共通して使用できるサイズ
ミラコート・フルカラー印刷
株式会社 森美 Sin-bi Inc. Design and works
お米のラベルデザイン。
「ちりめん」をすき込んだミネラルたっぷりの田んぼで採れる減農薬米のお米。
杵築の海から昇る朝日と梅干し(日の丸弁当)がイメージです。
太陽を意識したモチーフ(丸や赤丸)を使用することが多いです。
入院中の患者さんは毎朝朝日に手を合わせる人がとても多いのだそうです。
3種類の袋に共通して使用できるサイズ
ミラコート・フルカラー印刷
森美カフェを改装中です。
↑こんなだったのが
↑今はこう
週末金曜・土曜のみというわがままなカフェですが、1年間を通してとても多くの方々にお越しいただきました。
来年は簡単なお食事をご提供できるよう、1階のキッチン部分と2階を改装する事にしました。
キッチンにはガス(プロパン)と冷凍庫など備品を入れ、2階はゆっくりくつろいでいただけるよう、床と窓を改修します。
↑今の2階(改装前)です。
2階は小さな図書館(山小屋風)がイメージです。
どちらもとにかく狭小のため、中に入れるものの「寸法」がとても大切。
あれこれ設備や什器を探すのは大変だけど、一番楽しい時間でもあります(妄想モード^^)
↑こんなにごっちゃごちゃでも不思議と自分はよくわかる。
肝心の本棚はどうしようかと思案していたところ、一本の電話が。
電話は骨董師匠からで、今、整理してるので古い棚家具をくれるとの事。な、なんと!ありがたやー。
で、たくさんいただいてきました!
100年は経ているという、総桐の小さな箪笥は取っ手の金具が超素敵。
ほかにもあちこちに当時の職人の意匠や工夫が見てとれます。見てるだけで楽しいです。
引き出しの中には古伊万里の器(!)が入っていましたが、それはもらえませんでした(笑
大きな工事は12月中(来週やん!)に終えて、細かい部分はお休みの度ちょこちょこと整えていく計画です。
さて、今年ももうすぐ終わりますが、この1年もたくさん「杵築の素敵」を見て・聞いて、お会いして、自ら体験してきました。
が、大事なそれらのネタはGoogleドライブの中に眠ったまま。
これはそのままにしておくのは自分の為にもいかんよなー。
という事で、今日から1ヶ月、毎日upすることにしますー(宣言)
この時期、ここ「森美」を訪れる方のうち、10人のうち3人くらいに「これはなんですか?」と尋ねられるこの植物。
背丈が1.5Mくらいあって畑の中でも異彩を放っている。
名前はアーティショー : Artichaut(アーティーチョーク)和名はチョウセンアザミ。でっかいアザミだ。
—
パリに住んでいた20代の頃、Artichaut(アーティショー)は最もハマった「食材」だった。
当時モンマルトルの丘の裏、18区に住んでいた。
18世紀に建てられたアパートの5階(もちろんエレベーターなんてない)が住居。水を運ぶのさえひと苦労だった。
アラブ人や移民が多く住む地区で、治安も悪く(という風評のせいか)日本人を見た事がなかった。
さて、この変わった食材(アーティチョーク)を食べたのは、たまに寄る、近所の市場の「総菜屋の姉さん」から勧められたのがきっかけだった。
学生だった当時、とにかくお金がなかった。
もちろん自炊を基本としていたが、安い食材を買い回る市場のなか、どうにもウマそうに見える総菜屋があった。
入口にはチキンのグリルがぐるぐると回っていて、ただでさえ空腹の日々だ。なるべく近寄らないようにしていた。
きっかけはこの総菜屋の売り子の姉さん。
フランス人ぽくない眉毛と黒い瞳の、威勢の良い美人さんで、お金がなく、買うつもりもないのにチキンのグリルを物欲しげに眺めていたからか、はたまた市場の通路が狭いこともあってなのか、目が合う度、次第にちょこちょこと会話を交わすようになった。
「あんた学生?中国人?」
「や、日本人。」
「ふーん。初めてかも。日本人。」
「そうなん?」
「・・・」
当時は美術学校の学生で、ようやく見つけたアルバイトは明け方4時半から〜パリ市内のスーパーの搬入口、日本食材の補充・陳列の仕事だった。
ある月末のこと、アルバイト代をもらって、ちょっと気分もあがり気味。
コーヒー豆屋でケニア(エチオピア)を好みの引き方(Level5~6)で挽いてもらった。
(↑これまた「スペシャルティ」だの「自家焙煎」があたりまえの昨今の日本では信じがたいけど、当時のパリでは自家焙煎のコーヒー豆、しかもアフリカ産は特にめちゃ安だった。)
コーヒー豆を受け取って、ふと振り返ると、ショーケースに並ぶ豆の煮物のジュレやらキッシュやらパテといった食材のなかに見慣れないものを見つけた。こぶし大のでっかい「花」?のような?
僕「これ、何?」
姐さん「Artichaut(アーティショー)」
僕「Il est comment? 美味いの?」
姐さん「チョー美味い! Délicieux!」
僕「じゃ一個」
生まれて初めて食べたその野菜?花?初めてだけど美味い!
それ以来、1個130円くらいと値段も安かった事もあって、ちょこちょこアーティショーを買って食べていた。
姐さんもそのうち顔を見る度「1個?」と尋ねるようになった。(1個しか買った事がない)
=このアーティショー、蕾を茹でて食べるのだが、メインは軸。そこに辿り着くまで葉っぱを剥がしながら、葉っぱの根元をオリーブオイルとレモンと塩とブラックペッパーを混ぜたソースにちょんちょんとつけて、歯でしごきながら食べる。食感はそら豆に近いかも。ボルドー(赤ワイン)にしこたま合う。
この世で一番好きな食べ物は何か?と問われたら「Artichaut(アーティショー)」と答える。
今、ここ杵築でアーティショー。