蔵横の出っぱった小屋の屋根を落とす(解体する)と決めました。
のはいいけど、さてどこから手を付けたら良いものか。
建てた順番を逆さまに辿っていくことにします。
まずは屋根瓦。
昔の瓦は粘土を焼成して作られたもので、それらを木の骨組みの上に藁苆(わらすさ)を敷き詰め、土(粘土)を盛って、その上に重ねています。
瓦は一枚一枚が現代のものに比べて小さく、焼き締めも低温のため、とてももろいです。
それら瓦の「重ね」を密にすることで、雨風を防いでいたのですね。
固さの比較でいうと、
昔の瓦=ロシアンクッキー
今の瓦=泉屋のドーナッツみたいなやつ
解体する側からいうと、「小さくて密」ということは、すなわち枚数が多い、ということ。
小さな面積に驚くほどたくさんの瓦が乗っかっていました。
まずはそれらを下ろし、、
次に瓦と骨組みの間の粘土(土)を下ろすことにします。
粘土はカラカラに乾燥していて、土ぼこりがすごい。マスク必須です。
瓦を下ろしてみると、下地の骨組みがでてきました。ん?意外と新しい?
横桟の元の梁は古そうだけど、屋根を支持している部分は新しい建材です。
この出っ張りは後から付け足したものかも。←良い(外しても本体に影響がない)かも^^
並行して、床を整えます。
雨の日は内装作業、貼ってあったカーペットの処理中。下地のベニヤはなんとか生かせるかも。
カーペットを貼っていた両面テープが超強力で剝がすのに苦戦!
最終的にはトーチ・バーナーの炎をあてながら、スキージー(ヘラ)で落としました(汗