田舎暮らしとモザイクタイルの流し台

私たちが住んでいる杵築(きつき)市のお隣、国東(くにさき)市の「地域おこし協力隊」で頑張ってるHさんの古民家改装のワークショップに参加してきました。

ワークショップでは床を作るところ、根太の上にベニヤ板をインパクト・ドライバーを使って貼る(ビス止めする)体験をしました。


田舎暮らしにもかかわらず(?)妻はインパクトドライバーを持った事がなく、一(いち)から丁寧に教えていただき、よかったです。

肝心の床は基礎からしっかりレベルを合わせていて、とても丁寧です。こりゃあ古い家も喜んどるやろう。

休憩中にふと庭のスミに目をやると、モザイクタイルの流し台がこちらを見ています(ツレテッテクレ)。

これって。。

そう、ウチ(森美)にもあるやつ。移住当初、庭の片隅に転がってたやつ。
今ではコンクリートブロックの台座の上、上下水道を繋いで、蔵(カフェ)裏で活躍しています。

物欲しげに眺めていたところ「使うんだったらあげますよー」と。

「マジデスカ!?」

早速いただいてきました。

田舎暮らしではちょくちょく見かけるこの流し台。
想像ですが、井戸から上下水道に設備を替える際に、ステンレスなどの新しい流し台に交換したのではないでしょうか。

まあ、確かにステンレスの流し台の方が使いやすいし、こっちは何より重い。(推定50kg)
多くは鉄筋の筋交いを入れたコンクリートにモザイクタイルが貼られていることが多いです。

そして、結構な確率で割れてる。

今回いただいたこれはひび割れもなくとてもきれいです。

どこに設置しようか考え中です。

蔵の改装日記 参考図書1

蔵の改装にあたって(というか暮らし全般で)よく参考にさせていただいているのが中村好文さんの狭小住宅や小屋の本。

住宅建築家の中村さんの建築はいつも、自らの暮らしに密着していて、不便さを楽しむ感覚がとても素敵です。

小屋の暮らしは不便と不自由と背中合わせですが、振り返ってみると、その不便と不自由を生活の知恵と創意工夫の精神で乗り切っていくところや、住まいで営まれる「食う、寝る」という基本的な生活行為を自分らしいやり方で愉快にしていくことに妙味があったとも言えます。
〜食う寝る遊ぶ 小屋暮らしより