9月のコーヒー森美

9月のコーヒー森美は、11:30〜16:00
9月10日(金)はないしょのパンアスクのマガリウリです。
9月29日(水)はピリカ先生の編み物教室です。

今月の喫茶は店主(nuimori)の熊本展示会のため、後半はお休みをいただいております。
plane jane sweetsの日替わりテリーヌをご用意してお待ちしております。
『かぼす夫人』の取り扱いも始まりました。ぜひ一度『すっぱーいかぼすジュレ』の爽やかな風味をお試しください。

りんごとキャラメルチーズのテリーヌ
かぼす夫人「すのかぼす」と「すっぱーいかぼすジュレ」

田舎暮らしとモザイクタイルの流し台

私たちが住んでいる杵築(きつき)市のお隣、国東(くにさき)市の「地域おこし協力隊」で頑張ってるHさんの古民家改装のワークショップに参加してきました。

ワークショップでは床を作るところ、根太の上にベニヤ板をインパクト・ドライバーを使って貼る(ビス止めする)体験をしました。


田舎暮らしにもかかわらず(?)妻はインパクトドライバーを持った事がなく、一(いち)から丁寧に教えていただき、よかったです。

肝心の床は基礎からしっかりレベルを合わせていて、とても丁寧です。こりゃあ古い家も喜んどるやろう。

休憩中にふと庭のスミに目をやると、モザイクタイルの流し台がこちらを見ています(ツレテッテクレ)。

これって。。

そう、ウチ(森美)にもあるやつ。移住当初、庭の片隅に転がってたやつ。
今ではコンクリートブロックの台座の上、上下水道を繋いで、蔵(カフェ)裏で活躍しています。

物欲しげに眺めていたところ「使うんだったらあげますよー」と。

「マジデスカ!?」

早速いただいてきました。

田舎暮らしではちょくちょく見かけるこの流し台。
想像ですが、井戸から上下水道に設備を替える際に、ステンレスなどの新しい流し台に交換したのではないでしょうか。

まあ、確かにステンレスの流し台の方が使いやすいし、こっちは何より重い。(推定50kg)
多くは鉄筋の筋交いを入れたコンクリートにモザイクタイルが貼られていることが多いです。

そして、結構な確率で割れてる。

今回いただいたこれはひび割れもなくとてもきれいです。

どこに設置しようか考え中です。

蔵の改装日記 その9

森美カフェの床はジビエです。

外の小屋を解体〜再生している間に、内装は床をどうするか思案していました。
カーペットを外したあとは、目地の粗いベニヤがむき出しです。

当初の案は「足場板を敷き詰める」でした。

厚さ36mmの工事現場で使用する足場板を敷き詰めようと考えていました。
テーブルも足場板を利用したラスティック仕様にしたい。


で、置いてみる。現場確認が一番。

ふむふむ、床に表情が出て、これはこれでおもしろい。

しかし、意外と広い床面(横約5.8M×縦4M)で、足場板を購入〜加工するとなるとそれなりに金額もかかります。


なにより、極力コストは抑えたい。それにただでさえ低い天井が、さらに低くなるのも避けたかったのです。

散々悩んだあげく、「塗ろう」と。

目地の粗さはパテで埋めて表面に絵を描く事にしました。(これが後日とんでもない事になるのですが、この時はまだわかりません。)

柱を養生(マスキング)して床はパテ塗って、、

広い面に色を塗る時は下地を塗ってから色を乗せるのですが、コツは下地の色を真っ白で塗らない事。
下地を薄いグレーで塗る事で、下地の色を拾う事なく、最表面の色がムラなく、発色良く塗る事ができます。

下地は薄いグレー

↑これは以前、ショーウィンドウのディスプレイデザインを生業にしていた頃、施工でお世話になった職人さんに教わりました。

このときのショーウィンドウ。壁面はプリントではなく、『絵』です。

昔、映画の看板を描いていたという、高齢の絵描きさんに現場で描いてもらいました。


狭く暑い、ショーウィンドウの壁面は後ろに下がって全体像を確認する事もできず、いちいち外に出なければならないし、垂直の壁で水が使えません(垂れてしまう)。

どうするのかドキドキしながら現場管理していると、絵描きさんは、左手に塗料(アクリル絵の具)を、右手には大きな筆(刷毛)2本を手に持って、色を乗せつつフチをぼかす。

「金魚は泳いどるように描かんとな」

の言葉が今も忘れられません。真っ白な壁面に、みるみるうちに川が流れ、魚(鯉です^^;)が泳ぎます。

めちゃくちゃ格好良かったです。

現場が終わるとそのまま別れてしまい、その後お会いする機会を失ってしまった事が悔やまれます。

このショーウィンドウはその年のディスプレイ賞を受賞しました。


ちょっとは恩返しができたかな。