ペーパーカードデザインコンペ2020」受賞(審査員賞)

森美として参加した「ペーパーカードデザインコンペ2020」で受賞(審査員賞)しました。

デザインコンペの主催はあの「空気の器」や「1/100建築模型用添景」の福永紙工さん。

審査委員賞でいただいたコメントが素敵で、とても嬉しいです。


なにを隠そう、森美女子チームは名久井さんの大ファンです。(にょっ記やアポロン、雪と珊瑚となどなどいつも目にしています!)

受賞はもちろんですが、こんな風にコンペを通じて、通常のお仕事(「メーカーとユーザー」や「発注者と受注者」)とはまた違った繋がりが持てる事を喜んでいます。

ありがとうございました!

カウンターできました

古い木製パレットを使ってカウンター・テーブルを制作しました。

おひとりさまもどうぞお気軽にお越しください。

木製パレット

主要部材は古い木製パレット。

オープン時にはキッチンの壁兼カウンターとして使用したものを今回は客席として制作します。

もとは酒蔵で使用されていたものをいただいてきました。

現在ではプラスチック製のものが主流になり、使われなくなった、とのこと。

↑オープン時に制作したキッチン壁兼カウンター。


今回、カウンターをつくろうと思い立ったのは良いのですが、 蔵の漆喰壁や梁の質感、色や重量感にぴったりくる材質がなかなか見つからない。。

あれこれ探した結果、支持部分をちょっと変えて、再度、木製パレットを使用する事にしました。

図面(自分しかわからない^^;)でサイズを確認。

まずは洗浄。向きを変えたりひっくり返したりしながらひたすら洗う。
でもって、乾燥後にサンダーで汚れ落とし&表面を磨きます。

丸ノコを使ってカットし、組立てる前にサンダー(電動やすり)で表面を磨きます。

しっかし、重い。幅1.5m高さ1.2mで、重さはおよそ45kgくらい。
そりゃそうだ。重い酒瓶を運ぶため、耐久性は強く、積載荷重は1tほどもあるそう。

もらってきたものはスギ材や松材など素材はまちまち。

なかでもお気に入りは南洋材。

アピトン、カポール、デレニア、ウォーターガムなど、普段(内装材として)はなかなか使用する機会のない材木です。

特にカポールは、和名をリュウノウジュ(龍脳樹)といい、切った際に、とてもいい香りがします。
この木を蒸留して採ったエッセンシャルオイルは「竜脳(りゅうのう)」といって、香料、薬用にもなるそうです。クスノキの樟脳(しょうのう)のようなものです。

↑これは樟脳(しょうのう)。かつては箪笥(たんす)にいれて虫除けに使用していました。
ウチでは漆(うるし)を薄めるのに使います。以前漆屋さんで購入したもの。

さて、テーブルの天板ですが、店内の壁は幅が約4M。ここはなるべく継ぎのない板材を使いたい。

当初、角材でフレームのようなものを作り、そこにベニヤを乗せるタイプを考えていたのですが、実際現場であわせてみたところ、脚(木製パレット)のボリュームにあわず、弱い。

そこで目を付けたのが「足場板」。

↑細切れにしたやつですが、元の長さは4Mあります。

この「足場板」、最近ニホンミツバチの巣箱制作で使用したばかりで、サイズや質感はアタマに入ってる。確か長さ4M、幅21cm、厚さは36mm。縦に2枚つないで、と、、、!おお、いいやん!

早速近所のホムセンへGO!

しかし、こいつも重い。そりゃまあ、名前のとおり、足場に使うわけだしね。丈夫で重い。

当初この足場板も「古材」を使用しようか、とちょっと迷っていました。しかし、今回は食品に近いところで使用することもあり、新品をチョイス。

(雑貨や服飾のショップなどは古材がいいだろうなあ。)

手に入れた足場板(粗材)を近所の大工さんのところでカンナがけしてもらい(←いつも無理なお願いを快く聞いていただき、ほんとうにありがとうございます!)、前回制作したミツロウを使ったオイルフィニッシュで仕上げ。

↑ミツロウ

↓オリーブオイルと混ぜてワックスにします。色味を加えるのに、ちょっぴりクレヨンを削って入れるのがコツ。

残った材木(端材)は、かまどの薪にしてまたミツロウをつくります。うむ循環しとる(笑

今回の制作にかかった金額
・木製パレット ¥0
・足場板 ¥2,006×2=¥4,012
・サンダー用ペーパー#60,#80 ¥120×5=¥600
・オイルフィニッシュ用オリーブオイル ¥380
・ミツロウ ¥0
・デザイン費&労働力 ¥0(←!プライスレス)

合計 ¥4,992