猪肉骨付き(あばら他)の煮込み

骨付き猪肉を煮込みで

骨付き猪肉を煮込みました。

前回の鹿のあばら肉の煮込みに味をしめて、今回は猪肉で煮込みを作ります。

もう、つくる前から期待いっぱい(笑

骨付き猪肉レシピ〜下茹で

角煮同様、一度「下茹で」

あとは、ざーっといきます。

ひたひたの水に生姜、ニンニク、ネギの青い部分、にんじん1本ぶっこんで、酒1カップとみりんと醤油を大さじ2杯入れて20分圧力鍋で煮込みました。

20分ごと味見が間違いないです。

煮汁はスープ用に取り分けておきます。

骨付き猪肉レシピ〜完成

残りの煮汁を味見して、ちょっと薄いようなら醤油を加えて更にひと煮立ちさせて、できあがりー。

圧力鍋だと超簡単です。

一緒に煮込んだ「にんじん」がことのほか美味しい。
取り分けたスープは滋味で、やさしい味。

これ、おかゆにしてもウマいだろうなあ。

それでは、イタダキマース。

ほろほろ^^



う、

うまー(やっぱり)

我が家の定番ジビエ肉ですな。

さて、本日のお酒は。

山陰東郷 福羅ラベル 古酒ブレンド(↓だいぶ飲んじゃってからの画像)

この熟成香。古酒独特の香りで旨味はしっかり、肉にハモるとソースのよう。もう一品あわせて食べてる感じです。

例えていうなら、干し柿とグラスフェッドのクリームチーズみたいな(多分)

熱燗だけど、これなら夏にもイケますね。

等外米なので純米酒は名乗れないとか。いえいえ、全く問題ないっす。

山陰東郷 福羅ラベル 古酒ブレンド

酒米:強力(鳥取県産)H23BYの五百万石とH27BY以降の等外米きもと
精米歩合:65%
アルコール度:14度
熱燗で熟成香がぐっと広がる。70度から温度変化を楽しみながら飲める。冷や向きではないです。燗冷ましもしっかりウマい。常温放置もなんのその、の腰の強さ。7/10

次の日もさらに煮詰めていただきました。ちょっと濃いめの味付けは更に酒が進みます、、、

個人的見解ですが、ジビエ肉と肥育肉の違い(味)のひとつはその「旨味」。
ジビエ肉は野生ゆえ、肉の繊維質を感じさせる、ぎゅうっとした歯ごたえのなかから旨味が滲み出る。そこに過不足のない脂質が乗る。

ウマくないわけがない。

これが「旨味」というのだと、毎回感服です。

次回はパテ or リエットに挑戦してみよう。

鹿のあばら肉の煮込み

九州の食卓「ジビエ特集 vol.20」

九州の食卓「ジビエ特集 vol.20」の記事、鹿のあばら肉。

ーあばらの骨を塩としょう油だけでコトコト煮込む。「これが旨い」。ー
うん、確かにウマそうです。

鹿のあばら肉もらってきました

で、師匠(猟)のとこの冷凍庫の奥でカチンカチンに眠っていたのをもらってきました。ただこんな感じでかなり「でかい」のと「不定形」。

我が家のせっまい冷凍庫にパズルのようにはまり込んでいたので、なかなかサルベージできず。。今回ようやく日の目を見ることになりました。

1日冷蔵庫に戻して解凍した状態。きれいな色です。師匠はほんとうにいつも処理が手際よくて、そのまま生でイケるんじゃないかと思うくらい(笑

鹿のあばら肉を煮込む

熱湯をかけてざっと血を落とし、そのあとひたひたの水にネギ(青い部分)、生姜、ニンニクを入れて茹でます。


アクが浮いてくるのでこまめに取り除きます。

アクが出なくなったところで調味料、酒、醤油、本みりんを加えて、あとはコトコト煮込みます。
味見してみてちょっと薄いかなくらいでOK。

煮汁が少なくなってきたところで一旦火を止め、味をしみ込ませ、味が薄ければ追加します。

完成実食

更に一煮立ちさせて完成〜。

いただきまーす!



お、身はほろほろ。するりと骨から剥がれます。


う、

う、ウマーいo(≧~≦)o;

鹿肉の旨味はしっかり。全く臭みもないですね(*1)。

ざっくりした繊維質の歯ごたえも。これはイケる。

鹿のあばら肉:合わせるならこのお酒

今回はこれ。「梅津の生もと 山田錦原酒 精米8割 H26BY」を熱燗でお願いします!

なんとアルコール度数は21度!
日本酒の発酵の限界か。さぞや濃い口か、と思いきや、、。
どしんとした腰のある味わいで、酸味もぎゅっと効いていますが、後味は超爽やか。これはすいすい飲んでしまうタイプですわー。

骨もとっときます^^何に使うかは考え中。

梅津の生もと 山田錦原酒 精米8割 H26BY

鳥取県産山田錦
精米歩合:80%、アルコール度数21度、酵母無添加(蔵付き酵母)
21度と聞いて、さぞや強い(キツイ=焼酎のような)イメージでしたが、全く違う。コクと酸味はしっかり感じながらもバランスがとても良く、スッキリと飲めました。完全発酵酒のイメージが良くなるお酒。燗冷めしてもヘタレない、むしろ風味の違いが楽しめました。冷やは×。熱燗のみ。

*1.ジビエ肉の臭みは、その処理の仕方によって大きく変わります。一例ですが、鉄砲で撃ったあと、犬が追い回して捕殺した肉は、ストレスを大きく受け、筋肉が硬直しています。
また、捕殺した場所によっては(谷間など)、引き上げるのに手間がかかり、解体処理まで、時間がかかる場合もあります。
適正な施設で、速やかに処理されたジビエ肉(鹿・猪)は、私たちが普段口にする、豚・牛・鳥同様に「臭み」はないと感じます。

猪モモかたまりを燻製に

100均で買った材料を元に制作した室内燻製器をつかって「猪モモかたまり」で燻製をつくります。

6回使用後の室内燻製器

はや6回目の使用です。軽くて薫香も良く行き渡り、使いやすさはばっちり。ですが
やはり耐久性が。。底が歪んできました。

今の時期、熱を加えて、そのあと急激に冷えるため、薄いステンレスはベコベコします。
まあ、まだまだいけるでしょう。

「猪モモかたまり」を燻製に

ということで、今回は「猪モモかたまり」を燻製にします。

塩と、ニンニク、それに我が家のローズマリーをすり込んで3日間冷蔵庫で置いたもの。流水で塩抜きして、水気をよく拭いてから燻製器に入れます。
今回はかたまりが大きい(2つで500g)ので予め150℃のオーブンで20分加熱しました。

サクラのチップにピートを砕いてぱらぱらと乗せます。肉につけていたローズマリーもいっしょに投入。

ピートと猪肉の相性はばっちり

ピート(泥炭)はいいですね。当初スモークチップのみでばかり燻製していたのですが、ピートを入れるとぐっと野趣が増します。ピートと猪肉の相性はばっちりですね。

ナッツも一緒に温燻すると

スペースが余るので、ナッツ(無塩のもの)もイン。

60℃程度の温燻で30分。

できあがりー。ナッツも香ばしく薫香がついています。

カットしてみると、いい具合に火が通っています。おお、ウマそう。

猪肉の燻製にこのお酒(立山)

さて、本番はここから。
今日の猪肉の燻製はこの為にあるといっても過言ではありません。

酒飲みの聖地、富山のお酒「立山純米吟醸酒〜!(ドンドン)」いただきものです。ありがとうございます!


それではイタダキマース。

う、


う、ウマーいo(≧~≦)o;

薫香に負けず旨味の利いた猪肉に、これまた超爽やかな立山。初夏の山頂でこのコンビで飲んだらきっと旨いだろうなあ。

富山で一気飲みする時のかけ声は「たってやま(立山)!たってやま!」て聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?
一気飲みとかもったいなくって、とてもできませんが、この爽やかさなら、さもありなん(笑

今回も本当に美味しくいただきました。