ニホンミツバチ2022

今年の我が家のニホンミツバチはとても強群。
今回、重箱巣の高さを6段にすることにしました。

巣箱は最下段に追加していきます

この巣箱、最上段はハチミツの貯蔵庫で、蜂や幼虫はいません。

段数が多ければその分蓄えるハチミツの量も多いです。

巣は上から下に向かって伸びていきますが、群れの勢いが弱いと巣が最下段まで届かず、蓄えるはちみつの量も少ないです。そんな時にたくさん採蜜してしまうと食料が足りなくなって、群れが弱り、越冬できない場合もあります。

採蜜時期は10月を予定しています。セイタカアワダチソウが咲く頃で、蜜源が豊富な時期にできたらなあと考えています。

養蜂を始めた初年度は思いもかけず順調で、4kgほどの採蜜ができました。
https://sin-bi.com/2018/11/24/saimitu2018/

今も自家製のバーモント・ドリンクに使用したりと、とても重宝しています。

バーモント・ドリンク(=ショウガ・シナモンを煮詰めたものを40℃まで冷ましてリンゴ酢とハチミツを加えたもの)

猛暑が予想される今年は暑さによる「巣落ち」や、スズメバチに気をつけて採蜜の秋を迎えたいものです。

分蜂2019.3.28

春になり、養蜂群が増えました。

昨年秋に採蜜した群は順調に冬を越して3月。折しも春の田植え前で、近隣では農薬散布が激しい時期。ハラハラしながら見守っていました。


↑画像は巣の内部。巣落ち防止のワイヤーは4段目のものです。

分蜂(ぶんぽう)とは=蜂の群れが別れること。ニホンミツバチの群れは春になり、新しい女王が生まれると、それまでの女王が群れを引き連れて、新しい巣を探しに外へ出ます。

その際、新しい巣が見つかるまで、近くに群れが固まる事(=蜂球)があり、しばしばニュースネタとして取り上げられています。

最初の分蜂は3月28日。雨の日の翌日の晴天でした。
年度末の忙しさで、巣箱はまだ板を切っただけの状態。

しかし、今日は!! なんだかざわざわします。今考えるとまさに虫の知らせです(笑

急いで巣箱を1セット組上げて、バーナーで火を入れて、ミツロウを塗って、設置。
つくったばかりの巣箱にすぐに探索蜂が行ったり来たり。おお、内見ですな。なんかドキドキします。

10分くらい見ているも、特に変化なし。こちらも朝イチの興奮も落ち着いて、お昼ご飯を食べてから仕切り直し。

もう一度見に行くと、巣箱には1匹もいません。
「あらー、早まったかな。それとも急いでつくった巣が気に入らなかったかなー。」と、ちょっと凹みながら思案していると、どこからか羽音がします。

羽音はだんだん激しくなって、みるみるうちに空が暗くなります。(←個人的感想です^^)
激しい羽音の中、30分ほど経過したところで女王蜂が入居したらしく、次第に大群のミツバチも吸い込まれるように巣箱に入っていきます。

分蜂時のニホンミツバチはおなかに一杯蜜を溜め込んで出立するので、とてもおとなしいです。

ということで、うまいこと分蜂キャッチしました。

巣箱内、巣落ち防止のワイヤーが歪んでてすまん。今年一年、仲良くいこう!

ニホンミツバチの採蜜2018秋

2018年10月18日、満を持して採蜜しました。
結果は、、、

大豊作!

まずはじめに、今回は一番上段部分、春からたまった貯蜜層を切り離す作戦。

今年は猛暑だったこともあって、巣落ちしたとか、ミツバチたちの貯蜜量が少なく、冬が越せないので、今年は採蜜しないとか、あちこちでそんな話しを聞いていたため、若干心配しながらも、内見してみると5段目の下まできれいな形になっているのを確認。

セイタカアワダチソウが満開の、今のこの時期に採蜜することにしました。

当日朝早く、気温は10度前後。気温が低いせいか、ミツバチたちも巣箱の外に出ていません。が、とりあえず完全防備で望みます。
まずはがっつりかまえて、最上段をスクレイパーとワイヤーカッターでそっと切り離します。


↑白い丸いトレーはアカリンダニ対策のメントール。

ドキドキの一瞬。持ち上げた瞬間はちみつの甘い香りが漂います。テンションMAX!

みつばちたちもさすがに騒ぎ出したので、素早くプラの衣装ケースに入れて、、、何度も繰り返したイメージトレーニングどおりに(笑 。

しかし、重い!巣箱を作成したときのイメージで持ち上げるとずっしり重いです。(←コレ、腰にくるやつや。)それもそのはず「はちみつ」がぎっしりと詰まってます。

気を引き締め直し、腰を入れて、切り離した巣箱を抱え、落とさないよう、予め洗浄乾燥しておいたプラ(衣装)ケースにそっと入れます。

巣脾もとてもきれい。食べてみたい、でももったいない、、とかもじもじしながら一口。

んん?  お、おお〜!!!

なんかフローラルな香り(?)に何ともいえない深い味わいですわ。まるでフルーツみたいやん。ウマい!

巣脾の蜜蓋をそっと切り離し、そのまま自然に落ちる「垂れ蜜」で採蜜〜瓶詰めします。

巣はきれいな形の連続なので要領を得るとカンタン。

巣脾に残ったはちみつは最後にもう一度ミツバチたちにお返しします。

製品用は茶こしフィルターで大まかに巣片や花粉を取り除いて、更にナイロン布で漉して瓶詰め。

糖度が低い(80度以下)と発酵して泡立つことも。(←シャンパンファイトのようにビンのフタを開けたとたん、吹き出すの見たことあり)

はちみつを取り除いた巣碑もムダにしません。これらは「愛農かまど」で煮込んでミツロウにします。

ミツロウはその名のとおり、ろうそくにしたり、オイルと混ぜてハンドクリームやリップクリームにしたり、はたまた家具にミツロウワックスとして塗ったり、といろいろ使えます。そのまま置いててもいい香り。

森美のオリジナルプロダクトとしては、はちみつイメージのコースター(=森美×ヌイモリのコラボ)、はちてぬ(てぬぐい)とあわせてギフトパッケージにします。
こんなのが欲しいとかありましたら作りますので教えてください^^
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はちみつは森美カフェのメニュー、「豆乳チャイ」「生姜カボスドリンク」「バーモント・ドリンク」の中でもご提供していますよ。

10月20日、21日に行われた「きつき大茶会」にもメニューのひとつとして加えさせていただきました。

採蜜後も元気に近くの花に訪花しています。

しっかり冬を越せるよう見守らんと!